スウェーデンのストックホルムとゴットランド島は、魔女の宅急便ののモデルになった街と言われています。世界一周旅行中の私達ですが、こういったものにはめっぽう弱く両方訪れました。このゴットランド島はヴィズビーと言う街で泊まった安宿が運命的に釣宿でして、ひょんな事からウェーディングでブラウントラウト釣りをしましたのでご紹介します。
Fishyourdream
こちらがHPです。ヴィズビーのフェリーターミナルから歩いて10分程度、インフォメーションセンターから歩いて1分のところにあります。
ホステルはとても綺麗で清潔です、今まで経験したホステルの中ではトップクラスでした。
いろいろなガイドツアーを用意されています。4人揃うと一人あたり850クローナ(13000円程度)程度でガイドしてくれます。ただ私のように道具も何もない場合、エクスクルーシブなプランである必要がありました。この場合3人で参加する場合、一人あたり1370クローナでした。
高く付くのですが昨日は私の誕生日ということで、3人分を支払い奥様と2名で参加してきました。
釣具屋さんも併設しており、ひと通りのものが用意されていました。ガイドさんはシムス派でした。
ソルトフライ
スプーンがいろいろ。ハンドメのスプーンは25ユーロぐらい。ガイドさんが貸してくれたので使ったけど、確かに蠱惑的な泳ぎ。反面高いルアーは利用に緊張していけない。
釣りのスタイル
特に日本でルアーでマスを狙うのと差はありませんでした。レンタルロッドは中級竿のように見えました。
ウィズビーは断崖絶壁の多い島です。ウェーディングしてしばらく岩盤を進むと、突然地獄の奈落のような絶壁に行き当たります。このブレイクを撃っていくというのが釣りのスタイルになります。バルト海の湾内とはいえ波はそこそこあり、それが断崖絶壁にあたって大きな波になる中での釣りになりますから正直何回か死ぬかなと思いました。
フライとスピニングでスプーンを投げる釣りが選択できます。フライのほうが釣果は良いそうですが、風が強い日が多く上級者でないと難しいかもしれません。私は最初の20分だけフライをやりましたが、あとは諦めてスプーンを投げ続けました。
釣果
パーフェクトボウズでした。そんなもんです。一度だけ魚が触る感じがありましたが、針がかりはしませんでした。
朝に大変男の子力の高いトラックで迎えに来てくださいました。
その後10箇所近いポイントを回りますが、前日の嵐の影響で大抵の場所で濁って釣りにならないという展開が続きます。
「軍の爆弾の試験に使ってる島なんだよ―」というところでもトライ。
絶景、絶景。
軽い絶景感があります。
奥さんがこの過酷な釣りに付き合いきったのはすごいなあと賞賛しております。
海底は岩盤で無数の海藻が生えています。偶に穴があって2回ほど落ちて必死に泳ぎました。
実に男らしい。
横にそれる話ですが、フックが尖っているのかどうかのチェック方法は、スウェーデンも日本も一緒でした。針先をツメに当てて滑らせるというやつです。こういうのは何故か地味に嬉しいです。
いつかまた夏に行ってみたいものです。