イシナギという魚がおります。
イシナギ(石投、Stereolepis doederleini、英名:Striped Jewfish)はスズキ目スズキ科に属する海水魚。モロコとも呼ばれるが、ハタ科のクエもモロコと呼ばれることがあり、混同しやすい。
体長2mに達する。近縁で日本海やカリフォルニアに生息するコクチイシナギS. gigasと区別するため、S. doederleiniにオオクチイシナギという名をあてている図鑑もあるが、一般的にイシナギといえばオオクチイシナギを指す。
イシナギはかなり日本のあちこちにおります。
関東で一番狙えるのは、5月の勝浦近辺です。
知人がこの釣りにはまっており、昨年に続き今回も誘われての参加をしてきました。
朝の4時に出船。
昨年までは、生きたヤリイカを最初に釣りに行って、その後に泳がせで釣っていたそうです。
今年は予めヤリイカを買ってくる、死に餌スタイルでした。
数年前までは、一人2,3匹は当たり前で、早上がりも当たり前だったそうです。
基吉丸のブログを追いかけたりすると、2012年は相当釣れていますが、2013年はそこそこ。
2014年も釣れた時で船で1匹という状況です。
開始から基本的に沈黙。
たまにコツコツという反応があります。
たいていは根にあたっているのです、ですから竿を煽って棚を撮り直さねばなりません。
しかしイシナギのあたりで合ったら竿を送らねばなりません。
この辺り難しく、自分も最初根がかりを幾つかしてしまいました。
その後竿の反応で見分けられるようになってからは根がかりなしとなり、ちょっと上機嫌です。
やがてコツコツというあたりが出るようになりました。
送って待っても待っても食い込まない。
10分ぐらい耐えて、上げてみたところ死に餌の触腕だけがかじられていました。
果たしてイシナギだったのかどうか。
開始から4時間ぐらいがたち、寝てるんだか何なんだかわからない状態で釣りをしていました。
すると根がかりのような「トントン」と叩くような反応が。
はいはいと思って竿を持って、根がかりかどうか判断しようとします。
その際に船が揺れて、竿を送るような形になりました。
その揺れが収まった瞬間、竿先は戻らず、どーん!、と強く引きこまれました。
根がかりなのかどうかも判断できず、ややパニックです。
どっちでもいいやと気合で3回合わせを叩き込みます。
グングングン、グー、と引き込みます。魚です。
この時ドラグは7キロ程度に設定していた気がします。
普段鍛えてない私は竿を起こし続けることができません。
何とかギンバルに入れてファイトしようとしましたが、収まりがつきません。
やがて腕が疲れてしまい、竿を持って行かれそうになる形に。
この間ドラグは出続けております。
しかし竿が寝てしまっていて、自分でドラグを上げることもできません。
「誰かドラグ上げてーTT」泣きの一手です。
ドラグを調整して頂いて、何とかイシナギが止まります。10キロちょっとのドラグ負荷でしょうか。
10キロになるとやっぱり竿が立てられない。
スタンディングを諦めて、ラークに乗せてのファイトに切り替えます。取ることが大事です。
100m以上の糸を出されています。
船は私の糸の方に走ってくださってサポートしてくれます。
それにしてもしんどい。
左手で必死に巻き、疲れたらまさかの右手で巻き、最後はラークを信じて両手で巻きました。
途中3回ぐらい変わってー、といいそうになりましたが、釣友からの「一人でやりきれー」の熱い声援。
15分程度のファイトタイムで上がってきてくださいました。
50.4キロのイシナギ。自分が釣った魚の中で、一番大きな魚となりました。
タックル
- ROD モンスターキス MX-8
- Reel PENN STL-16
- LINE アバニ12号ぐらい300m
- 仕掛け 宮内隆之くんの仕掛け
- おもり 250号
- エサ ヤリイカ特大