はじめに
マリンボックス100 は逗子駅から徒歩15分、タクシーで数分の逗子海岸は小坪よりにあるレンタルボードやカヤック等の預かりをしているボートハウスです。
今年より試験的に2馬力ボートのレンタルを始めたということで遊びに行ってみました。
関東ですと館山のアジロボートでエンジン船をレンタルしたことはあるのですが、当時は数馬力の船でしたので免許不要の2馬力ボートは初めての経験でした。
借り方
マリンボックス100さんにお電話です。ハイシーズンだと思うのですが、一週間前のお電話で借りることが出来ました。
http://www.marinebox.co.jp/
TEL: 046-872-1550
ざっくりと以下の様なことを聞かれます。
- 2馬力ボートの経験
- 海での経験
予め出港時間と寄港時間を指定されます。
11/13日時点では9時出港の15時帰港でした。
マリンボックス100さんへ行く
色々調べるとかなり逗子駅から近いので、電車釣行が賢いかもしれません。
一昔前のダイワのモバイルトレインフィッシングがあうかもです。
車で行く場合、マリンボックス100さんの所在地から300mほど小坪よりに県営の駐車場があります。
30分100円程度ですのでこちらに止めることが多いと思います。
ざっくりで60台近くのキャパがあるように見えました。
こちらは出庫の際の精算機は5000円札、10000円札が使えないので要注意です。
県営駐車場がいっぱいの場合、マリンボックス100さんから葉山方向に100m向かいとコインパーキングもあります。
こちらのほうがやや高い印象でした。
船を出す
色々説明を受けて船を出します。
初回でしたので大体9時からレクチャーが始まり、9時20分程度までかかりました。
実際に一周りするところまでスタッフの方が付き合ってくださるので、経験ない方でも運転の原則さえ守れば問題ないように思います。
運転の原則とは「急な行動をしない」「何かアクションする前に前後左右をよく確認する」です。
桟橋などがないため、最低でも長靴。用意できるならウェーダーを着用するのが良いです。
出発直後は水深が浅いので、まあまあ揺れますし危ないです。必ずライフベストは着用します。
我々は膨張式を着用していたのですが、スタッフのかたより膨張しなかった場合に備えてと更に2つのライフベストを預かりました。
船の詳細
おそらく、ホープボートの10ft程度の船です。
ロッドホルダーが5つ備え付けられており、船の先端は波除がついています。
このほかアンカーと、釣行可能エリアを示したマップ、ライフベスト、汎用ロープが備え付けられています。
船底の形がやや独特で、盛り上がったところを全力で踏むと壊れると注意されました。
移動
2馬力、遅いです。こんなに遅いのかと震えます。当然船は滑走状態になりません。永遠に徐行です。
船は10ft程度でとても軽いので、普段なんてことない波でかなり揺れます。
実釣行時間が短いなかで、マリンボックス100から名島まで30分以上かかりました。
かなり計画を立て無いといけません。
また変えの燃料はありませんので、1リットル弱のガソリンがどこまで残っているのか不安になります。
船外機の蓋を取れば確認できるので、確認の仕方を教わってから出港しても良いかもです。
釣り
流すだけです。
魚探がないので、持参するか地形を見てカンで判断するしかありません。
私は持参した魚探が、船の幅が太すぎて刺さらないという悲しい現実がありました。
ソナーボールを買うべきかもしれません。
根掛かりの外し方
名島の近くは強烈な岩礁帯です。しかしティップランの根掛かりは結構外れます。
根掛かりしたらベールをフリーにして(ルアーを投げる時の状態)サミングだけします(親指で軽く糸に触ってあげることで糸ふけを出さないための技術)。
そのまま糸の向きをみながらエンジンを起動し、糸の向きが根掛かりしたときの関係と逆になる位置に移動します。
そこでよくシャクってあげると取れることがあります。
ベールをフリーにしないとドラグが焼き付いてリールが死にますし、サミングしないと糸がどこに出ているのかわからなくなります。
帰着
今回は途中で南風が出てきました。直撃です。
白波が少しでてきたな、ぐらいのタイミングでお店から電話がかかります。
釣行中止です、逗子海岸の堤防の中まで戻ります。
急に風が吹いた影響か、多くの船が同時に帰着します。
結果我々は船台が足りず上陸できないという自体になりました。
堤防の裏まで異動してアンカーを落として待機してくれということになりました。
アンカーの落とし方
アンカーは最初から備え付けられている買い物かごの中にあります。
まずアンカーを取り出し、ロープがこんがらがってないか確認します。
我々のときはアンカーの最後がもやい結びによって輪になっていました。
2馬力ボートはバックがないので、風が吹いてくる方向に舳先を向けアンカーを船の先端から落とします。
この時バランスを崩して落水してはいけないので、2名の場合は作業をしてる人と反対側によって船のバランスを整えます。
あとは船が流れるのにしたがってロープを出していきます。
少しテンションをかけていれば船は横を向くこと無く流れていきます。
最後に輪をクリートと呼ばれる先端にある金具に付けたらOKです。
もし輪がなかった時のために、クリート結びかもやい結びかエイトノットは覚えておくと良いです。
上陸
上陸はサポートが受けられるので、電話して段取りを決めます。
結構心配してしまいましたが、結果ギリギリまでエンジンで進むことが出来ます。
そろそろかというタイミングで、スタッフの方から色々指示が飛びます。
- 行き足で砂浜に行ける程度まで進む
- エンジンを止める
- エンジンを上に上げて、ピンを挿して固定する
ここでスタッフの方が腰まで水に入って下さって、船を掴み砂浜にズリ上げてくださいます。
後始末
水道を借りることができるので、タックルを一通り洗うことが出来ます。
地味にとても助かります。
その後特に手続きなく終了です。
要望
ちょっと風が吹いたら戻らねばならないのは、やはり悩ましい。
2馬力の遅さも我慢し難い物があります。
小型船舶免許をもっている人は少ないかもですが、アジロボートのようにより強い船外機付きの船を借りたいものです。
16ft、15馬力の船を借りることができれば名島までの往復の移動で50分程度釣行時間が稼げるでしょうし、名島がだめとなった時に別のポイントにも行きやすいのかなと。
買えという話かもしれません。
16ftなら月の保管料が22000円
まとめ
本日は坊主でした。