はじめに
また東京は相模湾に夏が来ました。今回はこの釣りに初めて誘われた人向けにまとめてみます。
一連の流れ
カワハギ釣りと同様なので割愛します。
出船時間は5時とか6時になっていると思うので、考慮してください。
ルアー釣りにおける船の上での立ち振舞
餌釣りに比べてルアー釣り、特にルアーを投げる釣りにはいくつか気をつけねばならないことがあります。
ルアーを投げる際に、当然振りかぶることがあるのですが、その時後ろに人や釣り竿があったらどうなるでしょうか?
我々は以下の様なことに気をつけて、ゲームを楽しまねばなりません。
- ルアーを上に振りかぶるときは、必ず一度後ろを振り返って安全を確認する。
- 誰かの後ろを通って移動するときは、一言声をかける
- 上から振りかぶったほうがルアーは飛ぶけど、無理かなと思ったら下から投げる。
後述しますが、針に返しがついた状態で刺さると病院に行かないと抜けません。安全にゲームを楽しみましょう。
服装
この時期は信じられないぐらい暑くなる可能性があります。日焼け止めで戦っても良いですが、むしろ長袖を着たほうが涼しいケースが多いです。
トップス
通気性の良い化繊の長袖なら、正直なんでも良いのです。
- ドライEXフルジップパーカー / patagonia M’s トロピック フーディ
- レインウェアの上段
ボトムス
適切なものがユニクロで見つかりませんでした。通気性の良い化繊の長袖パンツが良いと思います。
- patagonia G3 パンツ / コロンビア ウッドブリッジパンツ
- レインウェアの下段
飲み物、食料について
油断していると死にます。船上にはクーラーは有りません。日陰も有りません。
また外洋に出ますので、想定よりも揺れることがあります。とんかつ弁当やペペロンチーノ弁当などは慣れた方にしかおすすめしません。
- 最低2リットルの水分。
- おにぎりやパンなど。油っこくない食事。
- ウィダーインゼリー
飲み物はスポーツドリンクが混ざるとよいでしょう。船酔いになりかけたな、、という時に炭酸飲料が意外と効きます。カフェインも入っているのでコーラを一本忍ばせるのをおすすめします。
直射日光にさらされないように、クーラーの中に入れるかソフトクーラーボックスを持ち込みましょう。
ウィダーインゼリーは船酔いしやすい方のために。あるとないとでは復活までの時間が違います。
その他
細かいギアが意外と大事だったりします。とにかく日焼けは恐ろしいものです。帽子はバケツハットのようなものでも良いですし、キャップにしてフードをキャップの上からかぶるのも良いです。耳と首を油断して焼かれることが多いです。
- 帽子
- ネックゲーター
- 上州屋で売っている1000円のメッシュのフィッシンググローブ
- クロックス等のサンダル
道具
基本的に釣り竿やリールは釣宿でレンタルできますので、借りると良いかと思います。念のため買うとしたら端にまとめます。
初心者のうちはベテラン兵の道具を借りると壊したらどうしようと結構ドキドキされるかと思います。
- 酔い止め アネロン ニスキャップという薬をおすすめします。
- ペンチ 毒のある魚がつれた時に、針を外すのに使います。
- ハサミ 糸を切ったりなんだりです
- 手ぬぐい 手はすぐ汚れます
- クーラーボックス 昼ごはんを入れたり、シイラを食べようと思う方は入れたりです。
- ルアー これはレンタルがないので買って行く必要があります。ベテランに借りても良いですが、一個2000円ぐらいするので無くされると少し悲しい気持ちになります。
タックル(釣り竿やリール)
私の好みとしてここまでならなんとかなるというまとめです。タックルは以下の4要素にわかれます。
釣り竿
販売価格が3万円程度のものを選ぶと良いです。メジャークラフトというメーカーがかなり安い商品を出していますが、耐久性にはやや難ありです。私と友人の一本がそれぞれ不意に折れたことがあります。
値段対効果で言いますと、ヤマガブランクスやシマノの廉価版であるグラップラーシリーズなどが良いかと思います。ただ実際好みもありますので、いろいろ触ってみてビビっときたやつで良いです。ベリーネットなどで中古で買うのも良いかと思います。
竿には投げることの出来るルアーの重さが決まっているのですが、これはMAXで50〜60g投げれるものを選んでください。
リール
シマノなら5000〜6000番のサイズを選ぶと良いです。ダイワのことはわかりません。
コスパを考えるとバイオマスターシリーズが良いかと思います。長く使うことを考えるのでしたら、ツインパワーSWシリーズをお買い求めいただくと10年使うことができます。
道糸
PEという皆さんが想像しているのよりずっとカラフルな糸を選んでください。2号300m程度を買いましょう。
糸は安物を買うと痛い目にあいます。ウルトラキャストマンシリーズが良いかとお見ます。
リーダー
釣りの基本的な考えとして、魚に近いものほど良いものを使います。
ガリスのフロロリーダーの40LBなどが良いでしょう。40lbとは糸が40lb(18.14kg)の力をかけると切れるということです。
道糸とリーダーを結ぶのは男の仕事であり、釣り初心者の方にはとても難しい仕事になります。
これは諦めて同船するお仲間を頼ってください。どうしても自分でマスターしたい方は、FGノット、で検索してください。
ルアー
浮かぶもの、沈むもの、とても沈むものの3つを用意するとよいでしょう。ただこの釣りの醍醐味は浮かぶもので釣れた時なので、可能な限りこれで頑張ってほしいと思います。
浮かぶもの(トップ)
永遠の定番として、幾つかあげます。1つもしくは2つあれば十分かと思います。
最初から針が付いているものが便利でよいですが、たいていこれらは返しがついています。返しがありますと船上で事故があった際に、大変面倒なことに成ります。同行するベテランの方にお願いして、返しを潰してもらってください。
- ダイワ ドラドペンシル 14F
- タックルハウス ブリット
- テイルウォーク ガンズ 140F
沈むもの
いくつかのパターンが有りますが、ものすごく極論するとあんまり変わらないのでどれでも良いです。
- マングローブスタジオ マヒジャーク
- マングローブスタジオ ボラドール・シンキング 13cm ナチュラルシンキング
- マングローブスタジオ アトゥーラ 9cm
凄く沈むもの(ジグ)
比重が重く、飛距離を稼ぐのに良いです。正直40g程度でしたらなんのジグでもだいたいシイラなら釣れます。
- スキルジグ 42g
- ナブラ刑事 40g
釣り方
それぞれのルアーごとに誘い方が異なるため、一つ一つ解説していると文字が膨大な量になってしまいます。
お勧めは船の上で隣の人と同じルアーを使うこと。その上で隣の人がどのように動かしているかを真似ることです。