- 前提条件を理解する、例えば天王洲のこの敷地、というように地図単位で課題が送られる。当然土日を使って!現場を押さえに行く。
- 前提条件を活かしたコンセプトを作成する
- コンセプトに基づいて模型を作り、ラフな図面を作る
- 教授にレビューしてもらい、泣かされる。
- まずコンセプトについて壮絶な可愛がりを受ける
- 次に全体的なデザインについてコンセプトに基づいているかどうか徹底的に詰められる
- 細部一つひとつについて理由を問われる、理由がないと理由を考えるかボツ。
- 基本的に毎週図面も模型もつくり直しレビューを受ける。週1から2で徹夜する。
- やがて大きな図面や模型の修正点がなくなる。細部のツメは継続される。
- プレゼン手法についてレビューを受ける。
- プレゼンの紙の選び方、フォント、写真のとり方、配置の仕方、etc、考えられるもの全てについてコンセプトに合ってるのか、理由があるのか教授に詰められる。
- これも後半毎週作り直し、といっても3回ぐらい。
- 写真を取るのにmくんの家の屋上がいいよね、明後日が晴れだから模型はそれにあわせないと、というような悩ましい会話が始まる。
- 最後にプレゼンを行ない、容赦なくCがつく。涙を流す。
- 自分がSをとったのは4年生の最後だけだった。
なんだかとても懐かしくなって昔を思い出しながら羅列してみた。
いくつかは思い違いがあるかもしれないがだいたいこういう感じだった。
コンピューターの世界で違和感を感じるのは継続したレビューと作り直しの文化が少ないことと「デザインのためのデザイン」で触れられていて、ああたしかになと思いだしたのも影響しているのかもしれない。
課題をこなすのにも個性があって面白かった。
綺麗にまとめてくる人、面白くないデザインだけど適切に徹夜なくまとめてくる人、全然間に合ってなくてみんなで協力して模型をつくっらないと間に合わないけど非常に面白いものを用意する人、サリエリみたいになってる人。
物作りも人それぞれで、アウトプットも人それぞれで、多分何を期待するのかによって誰に何を作らせるのかも変わってくるんだろうなと思わされた。
固くまとめる人には家を作って欲しいだろうし、アーティストには美術館みたいな。
特にまとめる気はない。